• "義務教育"(/)
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  1. 大分市議会 2022-06-22
    令和 4年文教常任委員会( 6月22日)


    取得元: 大分市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-22
    令和 4年文教常任委員会( 6月22日)                 文教常任委員会記録 1.開催日時   令和4年6月22日(水) 午前9時59分開議~午前11時26分散会 2.場所    第3委員会室 3.出席委員    委員長 宮邉 和弘        副委員長 スカルリーパー・エイジ    委 員 長野 辰生        委 員  藤田 敬治    委 員 秦野 恭義        委 員  甲斐 高之    委 員 高松 大樹        委 員  井手口良一    委 員 佐藤 和彦 欠席委員    なし 4.説明員
       佐藤教育長   (教育部)    末松教育部長野田教育部教育監坪根教育部審議監兼文化財課長、    村上教育部次長兼人権・同和教育担当高田教育部次長教育総務課長、    佐藤教育部次長学校施設課長清水教育部次長体育保健課長、    江隈学校教育課長高橋人権同和教育課長足立社会教育課長、    水田美術振興課長小池大分教育センター所長安東文化財課政策監、    菅大分市美術館長清水学校施設課参事姫野体育保健課参事、    緒方体育保健課参事給食運営指導担当班グループリーダー、    大坪社会教育課参事庶務担当班グループリーダー、    船石体育保健課参事補給食費会計管理担当班グループリーダー 5.事務局出席者    書記 高次 里沙 6.審査案件等   【請願・陳情】    令和3年請願第3号 安心・安全な教育環境のための少人数学級を求める意見書提              出方について               〔継続審査〕    令和3年請願第7号 児童生徒の健康と学習権が守られるために、生理用品を学校              施設のトイレへ配備することを求める請願    〔撤回〕    令和4年陳情第3号 子供たちの成長を保障するために今までと同じ学校給食の提              供を求める陳情              〔継続審査〕   【一般議案】    議第48号 大分市職員の服務の宣誓に関する条例及び大分市立学校職員の服務の宣         誓に関する条例の一部改正について(教育部関係)     〔承認〕    議第54号 大分市関崎海星館条例の一部改正について         〔承認〕   【報告議案】    報第2号 専決処分した事件の承認について             〔承認〕         (令和3年度大分市一般会計補正予算(第8号))         第1条 歳入歳出予算の補正             歳出 第10款 教育費(子どもすこやか部及び市民協働推進課                        関係を除く。)         第2条 繰越明許費の補正 第2表中         1追加    第10款 教育費         2変更    第10款 教育費   【協議事項】    評価対象事務事業の選定について                 会議の概要                              令和4年6月22日                              午前9時59分開議 ○宮邉委員長   おはようございます。ただいまから文教常任委員会を開会いたします。  本日は、傍聴者の方がおられるようですが、傍聴者は遵守事項に従って静粛に傍聴いただきますようによろしくお願いいたします。  初めに、佐藤教育長より発言を求められておりますので、許可いたします。 ○佐藤教育長   おはようございます。宮邉委員長、エイジ副委員長をはじめ、文教常任委員の皆様には、平素より教育・文化行政の推進に当たり御指導を賜っておりますことに心から感謝を申し上げます。誠にありがとうございます。  さて、このたび、井手口委員全国市議会議長会の永年在職議員25年表彰を受けられましたことに対し、教育委員会を代表して、一言お祝いを申し上げたいと思います。  井手口委員におかれましては、長年にわたり市政発展のために賜りました多大な御功績、御尽力に対し深甚なる敬意を表しますとともに、心からお祝いを申し上げます。誠におめでとうございます。あわせて、今後ともますます御壮健で御活躍されますことを御祈念申し上げて、お祝いの言葉とさせていただきます。誠におめでとうございました。 ○宮邉委員長   次に、例年行っております、人事異動に伴う執行部の異動者の自己紹介につきましては、新型コロナウイルス感染症対策の観点から、お手元に配付をさせていただいております機構図に代えさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、審査に入る前に、委員会運営について2点確認しておきます。  初めに自由討議についてです。委員の皆さんからの要求がある場合または委員長が必要と認める場合には、原則として討論の前に自由討議の場を設けたいと思います。ただし、審査や調査内容に応じ、自由討議の時期、執行部の方に退席を求めるか等については、委員会において決定したいと思います。  議会基本条例において、議会は議員相互の自由な討議により議論を尽くして合意形成を図るよう努めるとされております。委員会審査のより一層の充実を図るため、自由討議の積極的な活用をお願いいたします。  次に、反問権についてです。本会議同様、委員会におきましても、委員の質問、政策提言等に関し、執行部は委員長の許可を得て反問することができることとなっております。反問する場合は、反問する旨を発言してから反問するようにお願いいたします。  それでは、審査日程についてお諮りをいたします。  お手元に配付いたしております日程案のとおり、委員会1日目は、請願・陳情、一般議案報告議案について審査、協議事項として評価対象事務事業の選定を行い、2日目は執行部からの報告事項を受け、3日目は管内視察を行いたいと考えております。  この日程でよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○宮邉委員長   それでは、この日程に従い審査を行います。  審査に当たり、執行部の出席者については、新型コロナウイルス感染症対策の観点から、申合せに基づき、改めて議案及び質疑、質問に関係する説明員に限定し調整をいたしておりますので、よろしくお願いします。また、マスク着用を認めておりますので、御了承をお願いいたします。  なお、執行部は大きな声ではっきりと発言をするようお願いをいたします。  ここで、再度佐藤教育長より発言を求められておりますので許可いたします。 ○佐藤教育長   委員会審査に先立ちまして貴重なお時間を賜り、誠にありがとうございます。  まず、5月に報道されました市内中学校男性教諭による不祥事事案について報告とお詫びをさせていただきます。  去る5月16日月曜日、当該男性教諭が大分県警察において、青少年の健全な育成に関する条例違反の容疑により逮捕をされました。大分県警察の発表によりますと、当該男性教諭は、本年3月15日火曜日、大分県内において10代女性に淫らな行為を行ったものであります。当該男性教諭は、5月27日金曜日付で、大分県教育委員会から免職の懲戒処分を受けております。  改めて、被害者並びに御家族の皆様に対しまして、心からお詫びを申し上げますとともに、この度の不祥事事案により、市民の皆様の学校教育に対する信頼を大きく損なうこととなり、あわせて委員の皆様にも多大な御心配と御心痛をおかけいたしましたことに対して、この場をお借りして心から深くお詫びを申し上げます。  本市教育委員会といたしましては、二度とこのようなことが起こらないよう、逮捕当日の5月16日月曜日に臨時校長会を招集し、服務規律の保持について指導を行うとともに、全教職員に対して綱紀粛正を図るよう指示をしたところであります。  今後とも、綱紀粛正の徹底と再発防止に向け、全力で取り組んでまいります。  それでは、続いて、最近の取組の概要等につきまして3点の御報告と、教育委員会に係る一般議案及び報告議案の概要につきまして御説明をさせていただきます。  まず、1点目、令和4年度における修学旅行の実施についてであります。  議会の答弁にもありましたとおり、令和4年度の修学旅行につきましては、全ての小中学校において実施時期を9月から12月までの期間とし、小学校は1泊2日で長崎、熊本方面、中学校は2泊3日で京都、奈良、大阪方面に行くこととしております。修学旅行は、児童生徒が豊かな文化や歴史などに直接触れ、集団生活を通して公衆道徳などの体験を積み、互いを思いやり、協力し合うなどの人間関係を築く場として、教育的に大変意義深いものであると考えております。実施に当たっては、国や市のガイドラインに基づき、旅行中の感染症対策に万全を期し、修学旅行児童生徒にとってかけがえのない思い出となるよう努めてまいります。  次に、2点目、大分市子ども市議会についてであります。  令和4年度大分市子ども市議会を、令和4年8月17日水曜日に、大分市議会本会議場にて開催をいたします。子ども市議会は、平成16年度から5年に1度の開催を基本に、市内全小中学校及び義務教育学校の代表児童生徒の参加によって開催をする行事でございますが、ここ2年間は本会議場の改修工事新型コロナウイルス感染症の影響により、中止となっておりました。  今年度は、開催時間の短縮や本会議場に入る児童生徒数を制限するなど、感染症対策を講じた上で7年振りに開催をいたします。子供たちが議員として質問や提言を述べるなどの体験的な活動を通し、地方公共団体の役割や地方自治の基本的な考え方について理解するとともに、身近な地域への関心やまちづくりに進んで参画しようとする主権者意識を高め合う絶好の機会といたしたいと考えております。  3点目、民間プール活用委託事業についてであります。  本事業につきましては、先日視察していただいたところですが、老朽化した学校プール維持管理費の費用の確保、水質管理等に係る教員の負担等がかねてよりの課題でありましたが、今年度、大分市立金池小学校をモデルに、スポーツクラブルネサンスおおいたの屋内プールを活用した水泳授業を5月23日より実施しております。  児童の泳力別にグループを編成する中で、インストラクターによる専門的な指導に加え、担任の見守りと適切な声かけや評価、監視員による安全確認等を行いながら水泳授業を実施しているところでございます。今年度の水泳授業が終了した後、事業検証を行い、その結果を受け、学校プールの在り方について民間事業者の活用を含めた今後の方針を柔軟に検討していくこととしております。  続きまして、今回提案いたしております教育委員会に係る一般議案並びに報告議案につきまして、その概要を説明させていただきます。  まず、一般議案についてでありますが、議第48号、大分市職員の服務の宣誓に関する条例及び大分市立学校職員の服務の宣誓に関する条例の一部改正についてのうち当委員会所管分、及び議第54号、大分市関崎海星館条例の一部改正について、この2議案でございます。詳細につきましては、後ほど担当課長から説明をさせます。  続きまして、報告議案についてでございますが、報第2号、専決処分した事件の承認についてでございます。令和3年度大分市一般会計補正予算第8号、第1条歳入歳出予算の補正、歳出第10款教育費につきましては、令和3年度の最終補正であり、事業費の確定に伴う調整などをいたしたものでございます。  また、第2条繰越明許費の補正につきましては、追加が3事業、変更が2事業となっております。詳細につきましては、教育総務課長より後ほど御説明をいたします。  何とぞ慎重御審議の上、御決定賜りますようお願いを申し上げます。 ○宮邉委員長   それでは審査に入ります。  初めに、継続審査中の令和3年請願第3号、安心・安全な教育環境のための少人数学級を求める意見書提出方についてであります。  執行部から補足説明があればお願いいたします。 ○江隈学校教育課長   お手元にお配りしております学級編成について書かれたA4横の紙を御覧になってください。  以前、本委員会におきまして、同等の資料をお示しさせていただいたところでございますが、本年度の児童生徒数を入れて学級数を計算しました。黄色いセルのR4実学級数を御覧ください。小学校は、現在844学級、中学校が372学級、計1,216学級ございます。  右側の水色のセルを御覧ください。これは、1、2年生が県の措置で30人学級となっていることと、国が法令を改正いたしまして、令和7年までに小学校6年生までを35人学級にするということになっておりますので、1、2年生が30人学級、それ以降が35人学級になったと想定して算定したものでございます。そうすると、小学校が866学級、中学校が400学級、計1,266学級となり、現時点の児童生徒数で換算すると50学級の増ということになっております。  一番右側の薄いオレンジのセルを御覧ください。今、県が小学校1、2年生、中学校1年生を30人学級といたしておりますので、全ての学年において30人学級となった場合で算定しております。  令和4年度実学級数と比較しますと、小学校で133学級の増、中学校で67学級の増、合わせて200学級の増となります。 ○宮邉委員長 
     ただいま執行部から説明がありましたが、質疑等はありませんか。 ○甲斐委員   これは普通学級の学級数であり、特別支援学級は入ってないと考えてよろしいですか。 ○江隈学校教育課長   入っておりません。 ○甲斐委員   そうであれば、最近特別支援学級も、学校の中で人数によって間仕切りをして使っている実態もありますので、特別支援学級の実数や今後の予想等を入れると、これ以上に教室が必要になるという予測でよろしいでしょうか。実数がなかなか出にくいとは思いますけれど、できれば次回でも、特別支援学級を入れた学級数で換算していただけると、実質学校の中で使っている教室の数が分かると思うのですが。 ○江隈学校教育課長   令和4年度におきましては、特別支援学級は320学級ございます。近年、特別支援学級増加傾向にございますので、数年後はこれより増えている可能性もございます。 ○宮邉委員長   ほかにありませんか。  〔「なし」の声〕 ○宮邉委員長   それでは、討論はありませんか。 ○エイジ副委員長   この学級数を見てもそうですが結局クラスも増え、当然先生たちの確保も必要となるところを考えると、現時点で、ではそうしますよという方向にはなかなか行かないのではないかと思います。  現時点でも教職員の不足が課題になっているはずです。その中で、質の高い教育をどのように少人数学級で行っていくのかということも、課題になるかと思います。  その部分について尋ねてもいいですか。 ○宮邉委員長   はい、どうぞ。 ○エイジ副委員長   教職員確保にやはり大きな課題が発生すると思いますが、認識としてはどうですか。 ○江隈学校教育課長   一般質問の中でもお答えさせていただいたように、公立義務教育諸学校の学級編成及び教職員定数の標準に関する法律に基づき、年度当初に配置しなければいけない定数の教員がいまだに配置されてない現状がございます。それに加え、病休者、育休者の代替も不足しているというところを踏まえると、教員を確保することは厳しい状況にございます。 ○エイジ副委員長   やはり今決めるのは難しいことから、継続審査にしたらいかがでしょうか。 ○宮邉委員長   ほかに討論はありませんか。 ○井手口委員   継続審査であれば、その時間を利用して、幾つか調べてもらいたいことがあります。学級編制は子供が少なければ少ないほどよいという話ではないということを常に言ってきました。教員の資質とは全く関係のないところで、子供と教員の間の相性が合わなかったとき、少人数学級であるほど子供にとっては大変つらい1年間を過ごさなければなりません。  学校現場に聞きにくいかもしれませんが、そのようなことが例えば不登校や学級崩壊に通じていないのか、精細な調査をしていただきたいと思います。  よく言われることですが、子供たちを管理するために学級の人数を決められてはたまりません。25人という数字が本来的には一番管理しやすい数字です。軍隊の最少単位が25人です。小隊長が一番管理しやすい人数だからです。そういった見地に立って学級編成をされるのではなく、ぜひ学校教育の現場は、どのくらいの人数が教員にも子供たちにも一番負担がかからない人数なのかというところに視点を当てて調査をしていただきたいと思います。そういう報告も今後期待しておきます。 ○宮邉委員長   ほかによろしいですか。  〔「なし」の声〕 ○宮邉委員長   ただいままでの意見をまとめますと、継続審査を求める御意見のようです。継続審査とすることに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声〕 ○宮邉委員長   それでは、御異議なしと認め、本件は継続審査と決定いたしました。  次に、同じく継続審査中の、令和3年請願第7号、児童生徒の健康と学習権が守られるために、生理用品学校施設のトイレへ配備することを求める請願であります。  本件につきましては、請願者から令和4年6月15日付で取下げ届が提出されましたので、これを了承したいと思いますが、これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声〕 ○宮邉委員長   それでは、取下げを了承いたします。  次に、新たに提出されました令和4年陳情第3号、子供たちの成長を保障するために今までと同じ学校給食の提供を求める陳情についてであります。  執行部から補足説明があればお願いいたします。 ○清水教育部次長体育保健課長   今回、新日本婦人会大分支部から、今までと同じ学校給食の提供を求める陳情を頂いております。大分市の現下の学校給食について、今回の定例会の一般質問で御質問にお答えしました内容と重なる部分もございますが、補足説明をさせていただきます。  現在、原油高、ウクライナ情勢、円安といった要因から、物価の上昇が続いているところであります。学校給食物資につきましても、パンや食用油類をはじめ、一部食材価格が上昇しておりますが、栄養教諭等が作成した献立に基づいて各調理場で食材や献立内容を工夫する中、栄養価を保ち、予算内で給食が提供できているところでございます。  このような中、文部科学省から4月5日付で、令和4年度における新型コロナウイルス感染症対策地方創生臨時交付金の取扱いについて、その後4月28日付で、コロナ禍における原油価格物価高騰等総合緊急対策についてが通知され、この中で緊急対策の柱立ての一つに、学校給食等負担軽減等として、地域の実情に応じ、これまで通りの栄養バランスや量を保った学校給食等が実施されるよう交付金を拡充・活用して、必要な支援を迅速に行うことと示されております。  大分市立学校等における当該交付金の活用につきましては、献立内容給食用物資価格動向などの検討を行い、物価上昇による学校給食費保護者負担を求める状況にないことから、現段階では活用しないこととし、保護者から負担していただく給食費の中で食材や献立を工夫して提供するよう努めているところでございます。  陳情につきましては、1点目の、今までと同じ栄養基準、内容の学校給食を提供することでございますが、御説明いたしましたように、現在栄養教諭等が作成した献立に基づいて、各調理場で食材や献立内容を工夫する中、栄養価を保ち、予算内で給食が提供できているところでございます。  学校給食の狙いには、望ましい食習慣の形成、児童生徒の心身の発達、健康の増進を図ることが挙げられますことから、文部科学省が示す学校給食摂取基準に基づき、今後もこれまでと同様に、安心・安全で温かい学校給食の提供に努めてまいります。  また、2点目の、学校給食費保護者負担が増えることのないようにすることでございますが、保護者等から負担していただく給食費の中で、食材や献立を工夫して提供するよう努めておりますが、今後学校給食用物資価格上昇が懸念されることから、児童生徒へ提供する給食の栄養価や物価の動向等を注視し、必要に応じて臨時交付金の活用について検討するなど、保護者負担に配慮してまいります。 ○宮邉委員長   ただいま執行部から説明がありましたが、質疑等はありませんか。 ○井手口委員   まず、陳情書の1点目の話です。今までと同じ栄養基準、内容となっていますが、私は今から60年前に給食を食べていました。当時は、ララ物資といって豚の飼料になっていた脱脂粉乳を大量にアメリカから無料でもらって、さらに小麦粉ももらい、それによりパンと脱脂粉乳の牛乳を給食にベースとして入れ、保護者から徴収したお金で副菜を1つつける、そういう状態から始まりました。  その当時の子供たちの体格と今の日本の同年齢の子供の体格は、飛躍的に変わりました。これまでの60年間の間に、当然ながら栄養基準は何度も変わったはずです。これまでと同じ栄養基準ということが実際に成り立つのでしょうか。当然ながら、子供たちには成長してもらいたいし、それに応じて栄養基準は変わっていかなければいけない。そういったことについては、学校栄養士と何度も話をした中では、私は少なくとも、学校現場は非常に繊細に、詳細に努力してきたと評価しています。  そういう意味で、この陳情書にある同じ栄養基準と一つにくくられるのが、非常に心外です。担当している学校給食の担当者はどうお考えですか。 ○緒方体育保健課参事給食運営指導担当班グループリーダー   学校給食につきましては、文部科学省学校給食摂取基準に基づいて、目標量を子供たちに提供できるように努力しているところです。現在令和3年4月からの改定を受けて提供しています。この基準につきましては、大本は厚生労働省の5年ごとに出す日本人の栄養摂取基準に基づいて改定されておりますことから、国の方向性を見極める中で、栄養基準は随時見直しており、基準を満たすよう努力して給食を提供するよう努めているところでございます。 ○井手口委員   そのことをぜひ、例えば保護者会を通じてなど、いろいろなところできちんと話をしていただきたいと思います。少なくとも、学校給食の現場は非常に頑張っています。最近は、民間委託も増えてきましたが、その分学校栄養士さんたちは必死になって頑張ってくれていますので、教育委員会としてもそれを評価できるような広報に努めていただきたいと思います。  それから、2点目について確認をしたいのですが、学校給食費の実際の保護者負担分は、どこで誰がどういうプロセスで決めてきたのでしょうか。 ○清水教育部次長体育保健課長   学校給食費については、公会計化に当たりまして、昨年度金額を決めたところでございます。その決定過程については、学校給食運営委員会を設置しまして、その中で額を検討し決めたところでございます。 ○井手口委員   その際、何を基準として額を検討するのでしょうか。 ○緒方体育保健課参事給食運営指導担当班グループリーダー   今回の令和4年度からの公会計化に当たりましては、令和2年度の学校給食の栄養価、そして食材費の実績を積み上げる中、子供たちに適正な給食を提供できる金額を検討し、児童につきましては265円、生徒、教職員等につきましては275円に積み上げたものでございます。その際に、適正な栄養価を検討するに当たって、物価上昇分等がどのように含まれているかも検証し、令和2年度の物価上昇分までは含んだ形の給食を提供しているところでございます。 ○井手口委員   今回も天候不順と、ウクライナ情勢という不測の事態が生じたことによって、原材料費や物価が高騰しているということですが、これまでも天候不順により、例えば主食である米飯が突然高騰したこともありました。その際には、どういう形で学校給食費は配慮したのでしょうか。 ○緒方体育保健課参事給食運営指導担当班グループリーダー   米飯につきましては、随分前になりますが、天候不順によりタイ米等を国が仕入れる中、そういうものを活用しながら提供していったところでございます。昨今も天候不順で物資については急な値上がり等がございましたが、具体的に言いますと、キャベツが高かった年にはキャベツを全く使わないのではなく、予定量を少し減らして、例えば別の安いキュウリに代えるなど、栄養価を補い、できるだけ量を考えながら現場で学校の食材を工夫して対応してきたところでございます。 ○井手口委員   結果として先ほど学校給食運営委員会に諮問をして、決定するとの話がありました。そして、1度決めてしまったら、今のように年度中で何か不測の事態が起こっても、現場は一生懸命努力をしてその範囲内で栄養価を守れるような検討をしてきたという、この2点に立つと、この学校給食費保護者負担が増えることがないようにという表現そのものが、私には少しバランスを欠くものがあるのではないかと感じております。 ○宮邉委員長   ほかに質疑はありませんか。 ○藤田委員   材料費などの物価が上昇していますが、現状の上り幅を教えてください。 ○緒方体育保健課参事給食運営指導担当班グループリーダー   現状でございますが、令和4年4月の大分市の物価指数が県のホームページに出ており、生鮮食品を除く食材の物価指数が、令和2年を100にしたときに102.1、そして生鮮食品につきましては100.6となっており、大体全体的に見て2%ぐらいは上がっている状況のようでございます。  学校の給食物資につきましては、大分県学校給食会の昨年度の価格表と今年度の価格表を比べたときに、確かに数%上がっているものもございますが、まだ価格が上がっていないものも半分ぐらいございます。ですので、例えば給食にハンバーグを出す場合、ハンバーグの物資が30種類ぐらいあります。その中から、目的に合って価格の値上げ幅が低いものを選択することは可能になっております。 ○藤田委員   では、今後半年後ぐらいまでの見込みがわかれば教えていただけますか。 ○緒方体育保健課参事給食運営指導担当班グループリーダー   今のところ、物価上昇がこのまま収まるという予測は少し甘いかと思っておりまして、今年度いっぱいは続くのではないかと見込んでおります。さらに、先ほど価格上昇していない物資があるとお答えをしましたが、これまで燃料費やいろいろな上昇分が転嫁されていない物品につきましても、上昇するという予測が社会の中の情報として上がってきておりますので、物価上昇が収まるとは考えておりません。  そこで、万が一上昇した場合につきましては、先ほど述べたように臨時交付金の活用等も考えて、今年度につきましては保護者の負担のないように努力をしてまいりたいと思っております。 ○藤田委員   今後急激に値上がりがあっても、交付金で賄っていける範囲内ではあると理解していいですか。 ○清水教育部次長体育保健課長   今年度につきましては、交付金で保護者負担がない形で運用できるかと思います。来年度その交付金が続くかが不明ですが、交付金があればそういうものを利用して来年度もできるのではと思います。 ○藤田委員   少し観点を変えて、例えば今回2%や5%上げさせてもらいますといった業者さんから値上げの要請等がある場合は、その値上げ要請を100%受け入れているということでいいでしょうか。 ○緒方体育保健課参事給食運営指導担当班グループリーダー   現在、物資につきましては、発注前に、献立が決まりましたら価格調査を行っております。その中で、こちらが希望する物資でどれくらいの価格かを想定することができますので、その価格調査を見ながら、給食費の中で収めるように努力をしているところでございます。 ○宮邉委員長   ほかに質疑はありませんか。
     〔「なし」の声〕 ○宮邉委員長   では、討論はありませんか。 ○藤田委員   今後の様子を見るということで、状況を見ながら継続審査としてはいかがでしょうか。 ○宮邉委員長   ほかにありませんか。 ○甲斐委員   様々な処置を講じているということですが、気になった点として、マスコミの報道が様々な全国の状況を伝えている中で、先ほど井手口委員もおっしゃったように、大分市の状況をどこかで適切に、大丈夫ですとの発信も必要だと思います。そういったことも含めて今後の様子を見るということで継続審査をお願いします。 ○宮邉委員長   ほかによろしいですか。  〔「なし」の声〕 ○宮邉委員長   令和4年陳情第3号は、これまでの意見を集約いたしますと、継続審査という御意見のようでございます。それでは、本件は継続審査とすることに御異議はありませんか。 ○井手口委員   異議はありません。ただ、継続審査になれば、また3か月の時間的な余裕がありますので、教育委員会に調査の依頼をしたいと思います。  特に単独調理場で直営の場合は、校区内の小規模な業者からの買い付けで、当然そういう小規模な業者は、これまでは消費税の非課税業者になりますが、インボイス制度が始まると、学校側からすれば登録業者のほうが自分たちも消費税の控除の請求ができ、その分幾らか軽減できることから、校区内の業者に対してインボイスの登録業者になってほしいと求めると、これまで消費税免税の業者であったにもかかわらず、それぞれの売上げの額に合わせて消費税を払わなければならなくなっている業者が出てくる可能性があります。  その関係で、どういうことが学校給食費に影響を与えるか、校区内で免税業者から買い付けをしているところがあるのかないのか、あれば、その業者に対してこれから先学校給食の現場としてどういう扱いをしていくことが妥当と考えるか、そういったところを含めて、詳細な調査をした結果をまた9月議会で報告していただきたいと思います。 ○船石体育保健課参事補給食費会計管理担当班グループリーダー   インボイス制度につきましては、大分市に限らず自治体の一般会計からの支払いについては、インボイスの対象外となっておりますので、業者にインボイス等求めることはないと考えております。 ○井手口委員   確認ですが、学校給食費の場合は、当然ながら施設費と人件費は一般会計で補い、給食費、いわゆる材料費も一般会計で補っているのでしょうか。 ○清水教育部次長体育保健課長   一般会計の費目としては賄材料費で支出しているところでございます。 ○井手口委員   そうなりますと、先ほどの私の意見が少し変わってきますが、では、全額材料費に当てるとしても、学校給食費は一度市の会計に印のないまま全て入って、それが新たに市の会計から材料費として学校に繰り出される形を取っているということですか。 ○清水教育部次長体育保健課長   委員の御指摘のとおりでございます。学校に配当する形で繰り出しております。 ○井手口委員   一般会計扱いということになれば、お金には印がありませんので、例えば4,800円もらったところに同じく4,800円出すということでなくてもいいということになりますね。4,800円もらっても、6,000円渡そうかという配慮があってもいいことになります。  これは例えば、国民保険が国民保険税という形で同様の形を取っています。学校給食費の材料費に関して、特別会計的な扱いがされていないとすれば、この陳情にある保護者負担が増えることのないようにすることというのは、例えば未来永劫上げるなという話でも通用するということになりますね。税負担がそれだけ重くなりますが。この陳情はそういったことを含めて言っている可能性もありますね。  私は、あくまで材料費は学校の中で全て消化されるものと考えていましたが、全部市の財産に入って、それを繰り出すということであれば、少し会計処理の形が変わるような気がしますが、私が今理解したようなことでいいですか。 ○清水教育部次長体育保健課長   基本的に保護者から受け取った給食費にその学校の人数分を乗じた額を、学校に配当しており、学校はその中で給食を作っております。 ○井手口委員   約2,000億円ある市の一般会計の中から、学校給食の材料費として繰り出しているということでしょう。  徴収は別にしているけれども、そのお金には色がついてないですよね。市の収入とし、支出として出ていく形を取ったということですよね。 ○船石体育保健課参事補給食費会計管理担当班グループリーダー   保護者から頂いている給食費については、一般会計の歳入予算で学校給食費収入の歳入予算として計上されております。基本的には、その中で食材等を賄っておりますが、その財源内訳として給食費という形でいただいて、別の形で一般会計で賄材料費として支出を行っております。 ○井手口委員   分かりました。9月まで時間があるので、ほかにも同様の会計システムがあるかどうか調べましょう。 ○宮邉委員長   では、今回は継続審査ということをお諮りしたいと思いますが、よろしいですか。  〔「異議なし」の声〕 ○宮邉委員長   継続審査とすることに決定をいたしますが、教育委員会の皆さんにつきましては、9月の議会までに、調査や、また改めてお答えをいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○甲斐委員   あわせて、恐らく給食や牛乳に対する補助等があると思いますので、わかるように提示していただけるとありがたいです。 ○宮邉委員長   それではよろしくお願いいたします。  次に、一般議案の審査を行います。  議第48号、大分市職員の服務の宣誓に関する条例及び大分市立学校職員の服務の宣誓に関する条例の一部改正についてのうち当委員会所管分の審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○高田教育部次長教育総務課長   議案書の議48の1ページを御覧ください。  本委員会に付託されておりますのは、第2条の大分市立学校職員の服務の宣誓に関する条例の一部改正についてでございます。今回の改正は、国等の行政手続などにおけるデジタル化に向けた書面、署名、対面等の見直しの動きに沿ったものでございます。  現行では、大分市教育委員会に新たに採用された職員は、教育委員会または教育委員会の定める上級公務員である教育長の面談におきまして宣誓書に署名することとなっておりますが、今後は面談における宣誓及び紙への署名を廃止し、教育委員会への宣誓書の提出をもって服務の宣誓の要件を満たすよう改正しようとするものでございます。  施行期日につきましては、公布日からといたしております。 ○宮邉委員長   ただいま執行部から説明がありましたが、質疑等はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○宮邉委員長   討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○宮邉委員長   本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○宮邉委員長   本案は原案のとおり承認することに決定いたします。  次に、議第54号、大分市関崎海星館条例の一部改正についての審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○足立社会教育課長   議案書の議54の1及び資料を御覧ください。本案は、関崎海星館に新たに導入するプラネタリウムの観覧料を設定するなど、大分市関崎海星館条例の一部を改正しようとするものでございます。  主な改正内容といたしましては、これまで指定管理者が定める利用料金において、天体観測室を利用する場合に限り入館料の額を徴収してきたことを踏まえ、改正後は入館料を徴収せず、新たに規定する天体観測室の観覧料をこれまでの入館料と同額で設定しようとするものでございます。  また、プラネタリウムの観覧料につきましては、中核市調査を基に一般500円、高校生250円、小中学生100円で設定しようとするものでございますが、小中学生は学校の教育活動の一環として観覧する場合は無料としております。  施行期日につきましては、教育委員会規則で定める日としており、関崎海星館改修後の令和5年夏頃を想定しております。 ○宮邉委員長   ただいま執行部から説明がありましたが、質疑等はありませんか。 ○井手口委員   天体観測室の営業提供時間を教えてください。 ○大坪社会教育課参事庶務担当班グループリーダー   観測室の開館時間につきましては、観測室に限ってはおりませんが月、水、木が10時から18時まで、金、土、日、祝日が10時から22時まで、8月の期間は10時から22時まででございます。 ○井手口委員   週に3日間、22時まで開館しているとのことで、そのこと自体が天体観測をするという意味では大事な要件ではあるのですが、天体が相手ですので、当然暦によって変わります。職員のローテーションの問題があるので難しいところもありますけれども、天体観測をするという目的に合致するような少し融通の利く設定をこれからも検討していただくように要望しておきます。 ○大坪社会教育課参事庶務担当班グループリーダー   今、御要望いただいたように、これまで指定管理者で、天体現象のある時間に合わせて例えば開館時間を22時以降まで開館したり、休館日を開館してという柔軟な対応をしておりますので、今後についてもそういった対応をしていきたいと思っています。 ○宮邉委員長   要望ということでお願いいたします。  ほかに質疑はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○宮邉委員長   討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○宮邉委員長   本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○宮邉委員長   本案は原案のとおり承認することに決定いたします。  次に、報告議案の審査を行います。  報第2号、専決処分した事件の承認について、令和3年度大分市一般会計補正予算第8号、第1条歳入歳出予算の補正、歳出第10款子どもすこやか部及び市民協働推進課関係を除く教育費の審査を行います。
     執行部の説明を求めます。 ○高田教育部次長教育総務課長     〔説明書② 128ページ~ 第10款子どもすこやか部及び市民協働推進課関係を除く教育費について説明〕 ○宮邉委員長   ただいま執行部から説明がありましたが、質疑等はありませんか。 ○井手口委員   事業費の確定に伴うということで、例えば工事請負費が7,000万円減額になったのは、入札差益ですか、それとも何か工事ができなかったことによるものですか。同様に、埋蔵文化財発掘調査受託事業が約4,600万円、少年自然の家費が6,000万円等について説明してください。 ○佐藤教育部次長学校施設課長   主なものは入札差金でございまして、学校施設課分では野津原中部小学校の進入路整備工事が、入札差金約2,260万円、トイレの洋式化工事や自動水栓設置工事に対する入札差金が4,380万円の約7,000万円弱を減額したところでございます。 ○坪根教育部審議監兼文化財課長   埋蔵文化財発掘調査受託事業につきましては、発掘調査の費用等について、民間の開発業者に御協力いただき、費用を頂いて教育委員会で調査をするもので、当初は約4,900万円の予算を見込んでおりましたが、主な減額理由としましては、予定されておりましたマンション建設計画が延期になったことで発掘調査自体がなくなったことと、別の集合住宅について、遺跡に影響のない形での基礎構造の変更をお願いいたしまして、発掘調査をする面積が極めて小さくなったということが主な要因でございます。 ○足立社会教育課長   少年自然の家につきましては、主に入札差金であり、体育室の床の全面貼替えを予定しておりましたが、表面を削って塗装し費用対効果の高い方法を選んだこと等が主な要因でございます。 ○井手口委員   最近は少年自然の家について、地滑りの問題について聞きませんが、建物に対する影響は今は出ていませんか。一時期、非常に顕著な時期がありましたけれども、特に地下の浸水かひび割れといったことを含めて、今は大丈夫でしょうか。 ○大坪社会教育課参事庶務担当班グループリーダー   平成27年度頃工事をいたしまして、それ以降、特に顕著な影響等確認できておりません。定期的に職員等で確認はしてきているところですが、今のところ問題ありません。 ○宮邉委員長   ほかにありませんか。 ○甲斐委員   少年自然の家について以前聞いていたのは、床の全面貼替えが必要で検討されていたと思いますが、部分補修ということで、今後の使用上、安全性等に問題はないのでしょうか。 ○足立社会教育課長   問題ないということで変更いたしました。 ○甲斐委員   なぜ最初からそうならなかったのかという疑問が残りますが、今後の安全性も含め大丈夫であればいいですが、少しそこが気になります。 ○宮邉委員長   ほかに質疑はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○宮邉委員長   討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○宮邉委員長   本案は原案のとおり承認することに決定してよろしいですか。  〔「異議なし」の声〕 ○宮邉委員長   本案は原案のとおり承認することに決定をいたします。  次に、第2条繰越明許費の補正、第2表中、1追加、第10款教育費と、2変更、第10款教育費の審査を行います。  執行部の説明を求めます。 ○高田教育部次長教育総務課長     〔説明書① 6ページ~ 第10款教育費について説明〕 ○宮邉委員長   ただいま執行部から説明がありましたが、質疑等はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○宮邉委員長   討論はありませんか。  〔「なし」の声〕 ○宮邉委員長   本案は、原案のとおり承認することに決定してよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○宮邉委員長   本案は、原案のとおり承認することに決定いたします。  以上で、付託議案の審査を全て終了いたしました。  その他、執行部から何かございますか。  〔「ありません」の声〕 ○宮邉委員長   では、委員の皆さんで何かその他としてございませんか。 ○エイジ副委員長   以前から言っておりますし、今回の一般質問にも出ていますが、プラネタリウムも整備され関崎海星館により人が集まりやすい環境づくりをしなければいけないと思います。そのためには、駐車場や道路の整備になるべく早く着手していただきたいと要望しておきます。人を集めたいのですよね。市内外からの多くの方が利用できるよう、関崎海星館というロケーションも良く食べ物もおいしい素晴らしい施設が新たに整備されましたということで、人が集まりやすいようなハード整備を早めにしなければならないと思います。  それと、整備で終わるのではなく人が集まりやすいように、何かとコラボレーションするなどしっかりと企画を立てていただきたいと要望しておきます。 ○宮邉委員長   ほかに委員の皆さん、ありませんか。  〔「なし」の声〕 ○宮邉委員長   それでは、これより委員のみで協議を行いますので、委員の皆さんはこのままお残りください。執行部の皆さんは退室をお願いいたします。お疲れさまでした。  〔執行部退席〕 ○宮邉委員長   では、次に、第3回定例会において、令和3年度決算審査の一環として行う事務事業評価の対象となる評価対象事務事業の選定を行います。  お手元に会派等から提出されました資料1、対象事務事業一覧表と、先日の事務事業選定調整会議において確認をいたしました資料2、留意事項をお配りしておりますので、これを踏まえて3事業以内で選定したいと思います。  選定するに当たり、お配りをしております資料2、留意事項を書記に朗読させます。 ○書記   では、お手元にございます資料2、評価対象事務事業の選定に当たっての留意事項を読み上げます。  事務事業評価を実施した事業については、翌年度の予算議案の審査において評価に対応した反映状況の報告を受けた上で予算について承認しているものであり、その後の常任委員会において事業の進行を監視していくのが原則である。  これまでに事務事業評価を実施した事業については、予算議決との整合性の観点から、選定することについて疑義が生じることから、前年度に実施した事業は選定しないこととする。  なお、2年以上前に実施した事業については、原則は選定しないことが望ましいが、新たな状況が生じている可能性もあることから、そうした部分を俎上にのせ、委員会で十分議論する中で明確な選定理由がある場合においては評価対象とする。 ○宮邉委員長   それでは、留意事項にありますように、2年以上前に実施した事業につきましては、原則は選定しないことが望ましいですが、新たな事情が生じている可能性もあることから、委員会で十分議論をする中、明確な理由がある場合においては評価対象とすることでよろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○宮邉委員長   それでは、そのようにいたします。  次に、評価対象事務事業の選定方法についてお諮りをいたします。  選定の際に、委員の皆さんで自由に討議を行っていただき、その中で評価対象事務事業を決定したいと思いますが、よろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○宮邉委員長   それでは、そのようにいたします。  また、議論を深めてもなお討議の中でまとまらなかった場合は、選定したい事務事業の番号と事務事業名を全委員から口頭で挙げていただき、票数が上位の事務事業を評価対象事務事業に決定したいと思います。票数が同一のため絞り込めない場合は、同票数の事務事業については、私を除いた委員の皆さんの挙手で決し、挙手同数の場合は委員長の裁決としたいと思いますが、よろしいでしょうか。  〔「異議なし」の声〕 ○宮邉委員長   それでは、そのようにいたします。  なお、お手元には資料3として、平成24年度から令和3年度に選定をされた評価対象事務事業の評価結果をお配りしております。  それでは、自由な討議による選定を始めます。  まず、お手元の資料から選定したい事務事業とその選定理由について、委員の皆さん方の御意見をお願いいたします。 ○井手口委員   4番の不登校児童生徒支援事業は選定してよいのではないでしょうか。 ○宮邉委員長   選び方としては従前多く挙げられているものからというのがありますけれども、では、不登校児童生徒支援事業は決定ということでいいですか。  〔「異議なし」の声〕 ○宮邉委員長   4番は決定とします。 ○甲斐委員   4番は良いですが、確認です。挙げられた数が多いもので決めるとなると、出されたものが1票と考える場合今回無所属の方が多くいらっしゃいますので、どのように考えるのかお聞かせください。無所属の方はいくつ出しているのですか。
    宮邉委員長   1事業だけです。 ○エイジ副委員長   基本的に、多数の同じ意見だったものは優先的にという考えがベースになろうかとは思います。 ○井手口委員   5番は、前回の事務事業評価の結果として、非常に手厚くしてくれたことは重々認めていますが、法律が変わってシステムが変わるので、それを見ていくのは。しかし変わるとすれば今年なので、見るのは来年の方がよいでしょうか。 ○エイジ副委員長   そうですね、変わった後に。 ○井手口委員   いいです、取り下げます。 ○宮邉委員長   社会民主クラブは、いかがですか。 ○甲斐委員   挙げましたが、その辺もありますので、最優先では入れなくても構いません。 ○宮邉委員長   ほかにいくつか候補が挙がっていますが、主張がございましたらお願いします。 ○藤田委員   いじめ・不登校等未然防止対策事業も過去2回行っていますね。 ○甲斐委員   8番の教育用端末等整備事業につきましては、私が会派で提案した際にもこの事務事業評価に挙げることについて議論する中で、挙げてみようということになったのですが、選定理由にも書いてありますように、1期には入りましたが、どれほど今実際にお金がかかっているのか、通信料や更新料等GIGAスクールの予算のつき方も含め、今後更新時期を迎えるに当たり事業の効果を含めて実態を知っておいたほうがしかるべき更新時に備えられるかと思い挙げました。  ただ、国の動向によるところが大きいため、事務事業はどうかという不安もありますので、皆さんの御意見がもしあれば聞かせていただきたいと思います。 ○井手口委員   議会で導入するタブレットも、費用対効果について言われそうですね。 ○藤田委員   この教育用端末は、国からの交付金がほとんどなのですか。 ○宮邉委員長   小中学校に配置された分はそうです。 ○藤田委員   ほとんどとなると、なかなかですね。 ○甲斐委員   ただ、実際通信料等全てを国が負担しているわけではなく、今のところ数年後の更新時期の分を出すといったことまでは全然表明をしていないので。 ○井手口委員   ハードはそろえてくれたけどそこは白紙になっているのですね。 ○宮邉委員長   難しいですね、事業を選定して聞くのはいいですが、この事業をやめるという方向性はまだないと思うんです。だから、選定をするときに、休止・廃止まである部分で考えると難しいところがあるかという気はしております。  当然、委員会議論の中で、端末の使い方や予算の関係については、やはりいろいろとお話をしていく必要があるかと思いますが、事務事業で評価することに関してはどうだろうかという思いはあります。甲斐委員がさっき言われたように、国の状況もありますので、できればほかのものを選定していただければ。  佐藤委員の会派も出ておりますが、主張していただければと思います。 ○佐藤委員   10番の家庭教育支援推進事業ですが、回数は非常によくやっており、計りづらいかと思うのですが、その効果を何らかの形で計って、改善するなりする必要があるのではという観点から出しました。 ○宮邉委員長   やり方、それから事業名の変更等も含めて、考えられることはありますから。ほかの委員の皆さんいかがですか。 ○エイジ副委員長   この内容的な部分で、私も今小中学生の子供がおりますが、大変忙しい中、PTAの行事として駆り出されます。共働きの御家庭もありますし、参加しないと悪いような雰囲気なので、忙しい中わざわざ休みを取って、無理していかれている方がいるわけです。その辺も併せて検証するとすれば、講演会で勉強したい、色々なことを知りたいという方が多いかと思うと、意外とどうにかしてほしいとの声が多いので。実際そういったところもあります。 ○佐藤委員   その辺が見えてこないので、検証する必要があるのかと出してみました。 ○甲斐委員   定かではないですが、この小学校の子育て講演会は、就学時健康診断時に待っている保護者に対しての事業ではないかと思いますので、エイジ委員が言ったように、参加してもらっているものではない気がします。中学校の思春期講演会については分かりませんが。 ○エイジ副委員長   もしかしたら、今甲斐委員がおっしゃった内容かもしれないです。 ○佐藤委員   結構回数やっています。 ○甲斐委員   53回だと、多分各小学校分の回数で。 ○宮邉委員長   1校1回ですね。 ○藤田委員   事業費は幾らぐらいでしょうか。 ○佐藤委員   事業費は少なかったと思います。 ○エイジ副委員長   金額の問題ではなく、中身の問題ということですね。 ○佐藤委員   そうですね。 ○藤田委員   中身を審査していますからね。 ○宮邉委員長   皆さんどうですか。 ○藤田委員   いいと思います。 ○宮邉委員長   よろしいですか。  〔「異議なし」の声〕 ○宮邉委員長   それでは、10番の家庭教育支援推進事業を1つ挙げることとします。  3事業以内の選定ですけれども、今回に関しては試行ですので、前年同様文教常任委員会も3事業の選定として、あと1つ選んでいただければと思います。  ただ、委員がいない会派、新市民クラブや日本共産党等から出ているものがあります。いないので最初から候補に入れなかったとはなりづらいため、確認していただく中で必要であればどれでも選ぶのはどうでしょうか。ただ、選定理由が難しいと、事業の効果を検証するたけでは分かりづらいのですが。 ○甲斐委員   ほかになければ、3番の労働安全衛生事業について、選定理由を書いてありますが、こちらを挙げていただいてもいいのかなと思います。 ○宮邉委員長   甲斐委員から、3番の事業について声が上がりましたが、皆さん、いかがでしょうか。 ○井手口委員   全般的に、選定した人たちの期待はほとんど拡充ではないかと思います。 ○宮邉委員長   そういう意味合いですね。 ○井手口委員   事務事業評価を導入したときの精神から言うと、本来そうではなかったのです。  そうすると、新市民クラブから出ている一番最後の13番、家族ふれあい宿泊体験事業は場合によっては止めようとなる可能性があるかと思います。ほかは、恐らく審議したら拡充でしょう。 ○宮邉委員長   当然、来年度以降も、本格実施という形で続いていきますので、その状況を見ながら選定をしていくということも可能です。どうしても今回ということであればですけれども、いかがですか。 ○井手口委員   休止・廃止という結論が出そうなものを選んだほうがよいのではないでしょうか。 ○エイジ副委員長   その考えは非常に大事だと思います。拡充するための事務事業評価ではないと思います。ただ、1つ気になることで、前回選定された、ときめき出会いサポート事業が拡充になりましたが、この事業はかつて、民間が行っているのにわざわざ行政が実施する必要がないのではないかということで、終了になりました。ところが、名称を変えてそういった事業が拡充されているような現実もあります。  今回の選定理由として、本当に必要かときちんと審査していかなければ、増やすだけだと当然予算も膨らんでいくでしょうし、いい事業はたくさんあるんだけれども、その中の不必要な部分も選定していったほうが、よりこの事務事業評価自体の価値が上がっていく気がしてならないといいましょうか。  ですので、井手口委員が言う内容で、1つぐらい入れてもいいのかとは思います。 ○佐藤委員   先ほどの10番については、実施している内容が本当にいいのかという話ですので、講演会も違った角度の講演会が必要ではないかといった中身の検証という面があります。 ○宮邉委員長   内容を聞いて必要でなければ廃止も含め、これはできるということもありますので。  10番の事業につきましては、予算規模は170万5,000円です。ただ、小学校、中学校だけでなく、絵本の広場、家庭の日推進事業、6地区の公民館等で行っていたり、本や冊子等を配布する事業にも使われており、小学校は53回、中学校は22回実施していますということでございます。
     これは全体的なもので見ることになるかもしれません。 ○井手口委員   広がりがあるのであればいいですね。 ○佐藤委員   ちょっと精査しないと、中身がわかりません。 ○宮邉委員長   それでは、この10番は先ほど言いましたが、挙げたいと思います。  あと1事業ですが、先ほど甲斐委員が言われた事業と、井手口委員やエイジ副委員長が言われた、廃止等も含めて事業評価を考えた13番ですが、どうしましょう。  それでは、決を採らせていただきます。  まず3番がいい方は挙手をお願いします。  〔賛成者挙手〕 ○宮邉委員長   次に、13番がいい方は挙手をお願いします。  〔賛成者挙手〕 ○宮邉委員長   ご意見を伺ったところ、13番、新市民クラブから出ております、家族ふれあい宿泊体験事業を選定させていただきたいと思います。  それでは、3つ選定ができましたので、ただいま選定しました評価対象事務事業につきましては、事務事業評価をより深めるために決算審査に入るまでの間、議員個人また各会派による調査研究のほか、委員会においても現地視察を行うなど、工夫して調査研究を行うこととなっております。  当委員会としての調査研究は、いかがいたしましょうか。外に出ていくものはあまりないですね。統一した日にちを決めて、その日に3事業の話を聞くか、一つ一つ行うか、どうしましょうか。 ○藤田委員   一括して行ってはどうでしょうか。    〔「正副委員長一任」の声〕 ○宮邉委員長   日にちを設定し調査・研究を行うということでよろしいですか。  〔「異議なし」の声〕 ○宮邉委員長   日程を調整します。  〔日程調整〕 ○宮邉委員長   それでは、7月27日午前10時から、3事業についての勉強会を開催させていただきます。  なお、本日決定しました対象事務事業の選定結果につきましては、私から議長に報告をし、その後、定例会閉会後の議会運営委員会において、議長から各委員会の選定結果を報告した後、市長に通知することになっておりますので、よろしくお願いいたします。  それでは、本日の委員会は終了させていただきます。お疲れさまでございました。                              午前11時26分散会...